ティラノスクリプト︰テーマ一括変換プラグインの導入方法
ティラノスクリプトv440以降から実装されたサードパーティプラグイン機能対応の
テーマ一括変換プラグインの導入方法および基本的な使いかたを説明しています。
▼プラグインのダウンロードはこちらから

カテゴリ:テーマ一括変換プラグイン
ティラノスクリプトで使用できるプラグインです。
システム周りのデザインを丸ごと着せ替えることができます。
一部のデザインはティラノビルダーにも収録されています。
▼ティラノビルダーで使いたいときはこちら

ゲームUIセットのテーマ一括変換プラグインをティラノビルダーに導入する手順
BOOTHで販売中の「ゲームUIセット(豪華版)」に収録しているテーマ一括変換プラグインをティラノビルダーに導入する手順を説明いたします。
とても簡単に導入できますのでぜひお試しください。
プラグインのファイル構成
テーマによって多少の違いはありますが、基本的には以下の構成になっています。
theme_kopanda_xx(テーマプラグインのフォルダ名)
┣ html
┃┣ backlog.html・・・バックログ画面用のHTMLファイル
┃┣ load.html・・・ロード画面用のHTMLファイル
┃┣ menu.html・・・メニュー画面用のHTMLファイル
┃┗ save.html・・・セーブ画面用のHTMLファイル
┣ image
┃┣ button・・・ロールボタン
┃┣ config・・・コンフィグ画面の素材
┃┣ system・・・その他システム画面の素材
┃┗ frame_message.png・・・メッセージウィンドウ
┣ config.ks・・・コンフィグ画面用のシナリオファイル
┣ init.ks・・・テーマ機能設定用のシナリオファイル
┗ xxx.css・・・専用 glink 設定ファイル
プラグインの導入方法
1.テーマ一括変換プラグインを plugin フォルダに入れる
プロジェクトファイルの plugin フォルダを開きます。
data > others > plugin ← ここにあるよ
この plugin フォルダにテーマ一括変換プラグインのフォルダを丸ごと入れます。
テーマ その1なら theme_kopanda_01 フォルダ
テーマ その2なら theme_kopanda_02 フォルダ
何もいじらずそのまま配置するだけでOK。これで準備完了です。
2.テーマ一括変換プラグインを読み込む
以下のようにスクリプトを書くことでプラグインが読み込まれます。
[ plugin name="テーマ一括変換プラグインのフォルダ名" ]
テーマ一括変換プラグインのフォルダ名は
テーマ その1なら [ plugin name="theme_kopanda_01" ]
テーマ その2なら [ plugin name="theme_kopanda_02" ]
となります。
システム画面のデザインはプラグインを読み込んだ時点で反映されます。
ゲーム全体に適用したいときは first.ks の最初のほうに書いておくのがベターです。
plugin タグの引数について
plugin タグを書くときに以下の引数が使用できます。
引数の初期値は init.ks で設定されています。
font_color: メッセージの文字色(0xRRGGBB 形式)
font_color2:既読メッセージの文字色(0xRRGGBB形式)
name_color:名前欄の文字色(0xRRGGBB形式)
frame_opacity:メッセージ枠の透明度(0~255)
glyph:クリック待ちグリフにテーマを適用するか(ティラノスクリプトV507c以降)
例えば「メッセージの文字色を0xCC0000」「メッセージの枠の不透明度を180」「クリック待ちグリフを適用する」場合は、下記のように記述します。必要に応じて設定してやってください。
[ plugin name="theme_kopanda_XX" font-color="0xCC0000" frame_opacity="180" glyph="on" ]
ロールボタンの表示・非表示について
プラグインを読み込んだ時点ではロールボタンは非表示となっています。
表示させたい場面で [ add_theme_button ] と記述してください。
非表示にしたいときは [ clearfix name="role_button"] と書きます。
ロールボタンを自分好みにカスタマイズしたい
不要なロールボタンを削除したい、ボタンの配置場所を変えたいときは
テーマ一括変換プラグイン内の init.ks を開いて編集します。
専用の glink を使いたい
システム画面のデザインに合わせた glink を使うことができます。
glink タグの color パラメータに専用のクラスを指定すると反映されます。
テーマ その1なら [ glink color="ts01" (以下略) ]
テーマ その2なら [ glink color="ts02" (以下略) ]
なお、テーマその3とその9のみイレギュラーとなりますのでご注意ください。
テーマその3は、縦長タイプは「ts03a」を、横長タイプは「ts03b」と記述します。
テーマその9は、写真背景版とシンプル版どちらも「ts09」と記述します。
また、テーマ10以降はゼロ埋めなしで「ts10」や「ts12」のように記述します。
システムで利用する HTML を変更したい
セーブ画面、ロード画面、バックログ画面、メニュー画面のHTMLファイルを変更することができます。
変更には[ sysview ] を使用します。引数は以下の2つです。
type・・・save, load, backlog, menu のどれか
storage・・・HTMLファイルが格納されている場所
CSS を変更したい
[ loadcss ] を使用します。引数は以下の1つです。
file・・・cssファイルが格納されている場所
クリック待ちグリフの設定方法
テーマのデザインに合わせたオリジナルのクリック待ちグリフを同梱しています。
tyrano > images > system フォルダを開き、nextpage.gif ファイルを上書きすると反映されます。
ティラノスクリプトV507c以降をご利用の場合は、プラグインの読み込み時に引数glyphにて
クリック待ちグリフのデザインを反映するかどうかを設定できます。
デフォルトの設定は「off」になっていますので、反映したいときのみ「on」と指定してやってください。
例) [ plugin name="theme_kopanda_10" glyph="on" ]
これでクリック待ちグリフのデザインが変わります。
CGモードのデザインにテーマを適用する
おまけとして同梱しているCGモードはテーマ一括変換プラグインを導入しただけでは適用されません。ご自身でファイルを配置し、CGの枚数に応じてスクリプトを修正する必要があります。
■手順
1.append_themeフォルダをプロジェクトファイルのimageフォルダ内に配置
2.cg.ksをscenarioフォルダ内に配置(元から入っているcg.ksは削除)
3.表示したいCGの枚数に応じてcg.ksを修正
4.cg.ksの[jump storage=title.ks]の「title.ks」を「title_screen.ks」に修正(ティラノビルダー使用時のみ)
CGモードの設定方法等については公式のチュートリアルをご参照ください。

CG・回想モードをつくる-使い方&チュートリアル-
ティラノスクリプト|スマホ対応のノベルゲームエンジン
本機能を使用するには「ティラノスクリプトV400」以上でなければなりません。
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